今日は、飛行機でミラノからパリに飛びました。
それにしても驚きなのはその距離!今google earthで計ったら、ミラノ(リナーテ空港)からパリ(オルリー空港)までが直線距離で約640km。ちなみに羽田空港から松山空港までが約677kmです。なるほど、スチュワーデスが「飛行時間1時間10分です」と言ったわけです。
ミラノでは、少なくとも小鴨にとっては非常に充実していたことでしょう。とにかくドゥオーモに行った以外は観光的要素はほとんどなく、もっぱら買い物!買い物!!買い物!!!
ま、学生身分ゆえ超一流ブランドを買いあさったとかそんなことはしておりませんが、彼女なりに納得できる戦果であったようですので、よしとしましょう。
ちなみに僕は、どうしてもダヴィンチの「最後の晩餐」を見たくて月曜日に行ったのですが、なんとまあ月曜日はお休みでした(T_T) ま、その代わり、そこからトラム初体験をして、狭い道を進むその風情を楽しむことができたのでよしとしましょう。
そして、もちろん美食も!先の記事でもミラノの第一夜の食事に触れましたが、その後もはずれがなかったところは、さすがはイタリアです。
その中で、ある意味もっともインパクトが強かったのは、3日目の昼に出かけたカラブリア料理の店かな。カラブリア料理とは、南イタリアのカラブリア州の料理で、唐辛子をふんだんに使うことに特徴があります。となれば、四川人の小鴨にとっては攻略のしがいがあるということでの挑戦となったわけです(例のイタリア好きのいとこもかつて紹介してくれたほか、イタリア駐在員だった人のブログを見ていたらやっぱりおススメとあったことも、訪問の動機となってます。)。
Dongiò
Via Bernardino Corio, 3, 20135 Milano
http://maps.google.co.jp/maps/place?hl=ja&rlz=1T4ADBR_jaJP263JP286&um=1&ie=UTF-8&q=DONGIO'&fb=1&gl=jp&hq=DONGIO'&cid=757240828933082534
で、感想。
表通りからちょっと入ったところで、ロケーション的に分かりにくい感も無きにしも非ずですが、昼でも続々と人が入ってきて、間違いなく人気店であることが分かります。
で、出てくる食事は、実際辛いです。どういうんだろう、唐辛子の味が正面から出てくるような感じ(言い換えれば、生唐辛子をそのままかじったときに感じる辛さ)で、四川料理の辛さの演出方法とはかなり違うかも、というのが、四川人の小鴨の弁で、僕もこれに同意。でも、演出の違いこそあれ、その味はなかなかのもので、僕も小鴨も大満足。
特に白眉はデザート。「チョコレート&唐辛子のトリュフ」ってのを注文したのですが、これが見た目は普通のトリュフで、口に入れたときの味もおいしいチョコレートの味。「あれ?それじゃ唐辛子の意味がないじゃない?」と思って嚥下した時、唐辛子の存在を嫌というほど思い知ったのです。
…そう、喉が焼けるようにひりつくのです!!
これは初めての感覚。そしてそれゆえに面白くって!
何か面白いイタ飯をミラノで、という方には、ここを是非おススメします。
そして、僕らは、リナーテ空港で、カラブリア州の唐辛子の瓶詰めを買ってしまったのでした。
…移動続きで疲れてて、今日もなかなか筆が進みません。↑の内容は、ミラノで見聞したもののごくごくわずかでしかないのに。
その他トピックを掲げると、
・ドゥオーモ(ミラノのシンボル的教会)は、昼と夕方両方に行くべし!
・ドゥオーモ前には強引に握らせた鳩の餌をネタに金をゆすろうとする輩がいるので要注意(僕らもついつい引っかかってしまいましたが、金を払わずにトンズラかましました。)
・ミラノのイメージカラーは黄色…?
・日暮れ後のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガレリアは、まるで夢の世界!
・公共交通機関はロンドンと比べてはるかに安く済む!
・話に聞いていたけど、道を歩く人が男女ともおしゃれ!!特におばあさんが決しておしゃれを忘れておらず、(日本じゃきっと浮いてしまうような)毛皮のコートを粋に着こなしていることにびっくり!
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そして、今はパリ。宿はカルチェ・ラタンのあたりで、オデオン座のすぐ近くです。
今日は投宿後モンパルナスまで散策し、その後地下鉄でシャンゼリゼ通りに。イルミネーションが点るシャンゼリゼ通りは見事の一言。小鴨は我を忘れて(おそらく旦那も忘れて)写真撮影です。もちろん、人も一杯、出店も一杯!
今回の旅行は、小鴨のビザの関係でフランス滞在を最長にしなければならない事情があり、ニースからミラノに出たあとフランスに戻ってきたわけですが、僕は、フランスに戻ってきてなぜかほっとする感覚を覚えずにはいられませんでした。それは、いろんな要素があるのでしょうが、きっと言語の面も大きいのだと思います。
恥ずかしながらこのMimakiirihiko、大学時代の第2外国語はフランス語でして(もちろん成績は低空飛行)、細かいことはすっかり忘れているのですが、まだ多少のボキャブラリーが残っているのです。もちろんイタリア語はフランス語に近い言語ではありますが、それでも基本的なボキャブラリーに違いがあったり(例えば、「ありがとう」のMerci とGrazie;「水」のeauとacqua)、似た表現でも僕にとってなじみがなかったり(例えば、イタリア語の「こんばんは」は、フランス語のBon soirとおそらく全く同じ表現を使っているのでしょうが、はじめ言われてもピンとこず、しばらくたって「ああそうか」となるわけです)して、そういったことは、意外と人を不安にさせるもののようです。なので、フランスに戻ってきたら、分からないなりにところどころ聞き覚えのある言葉が出てきたり、片言でもBonjour とか Au revoirとかが言えたりしたとき、「あーよかった」なんて思うわけです。
…今日の夕食はモンパルナスで食べたのですが、締めのコーヒーを注文する時に、ついついcafe latte(カフェラテ)と言いそうになり、あわててcafe au lait(カフェ・オ・レ)と言い直しました。でも、今はスタバとかのおかげて「ミルク入りコーヒー」はロンドンでもカフェラテなんですよね。
あ、そうそう、スタバとかでは、このカフェラテを更に省略させた「ラテ」で十分通用しますよね。これはロンドンでも同じなのですが、ミラノに来た第1日目、バル(イタリアのコーヒー屋)でついついカフェラテを注文しようとして「ラテ」といったところ、やってきたのはホットミルク。あちゃー、確かにこれ「ラテ」(=latte、つまり「牛乳」)だよな、と自らを反省しつつ、泡立つ白い液体を寂しく啜ったのでした。
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