2011年12月10日土曜日

ホームカミング・デイ

金曜日、1学期が終わりました。
前にも書きましたが、とにかくあっという間という言葉しか思いつきません。

…ま、大学院生活についてはまた別の機会に書くとして、今日は、6日に行ったボーンマスのお話。

7月の頭にボーンマスを離れてからなかなか訪れることができなかったボーンマス。週末に行っても語学学校は閉まっているだろうし、平日はやっぱりロンドンから出にくいということもあり、ずっと二の足を踏んでいましたが、今週は大学も1学期の最終週だし、ボーンマスの語学学校も今はオフシーズンで余裕があるだろうし、ということで、一念発起での「帰省」でした。

朝少し早く起きて、ヴィクトリアのコーチステーション8時発の長距離バス(コーチ)で一路ボーンマスへ。車中はほとんど寝ていたのですが、ウィンチェスターの辺りで一旦目が覚めると、そこには懐かしいカントリーサイドの風景!初めてイギリスに足を踏み入れた日の感動を再び思い出したのでした。あの時とは異なり、冬の風景だけど。

そして、コーチはサザンプトンをかすめ、ニューフォレストを通り、ボーンマス市に入りました。いつも見慣れた窓越しの景色。昔良く通っていた陸橋をくぐるとまもなくボーンマス駅に到着!

そこには、離れた時と全く同じ街の姿がありました。
そして、僕たちも、5か月ぶりのはずなのに、まるで数日ボーンマスを離れてまた戻ってきたような、不思議な感覚になっていました。

その後、僕たちはまずは通っていた語学学校に行きました。スタッフのほとんどは僕たちのことをまだ覚えていて、懐かしい人たちといろいろ話をしました。特に、住んでいたStudent Houseの掃除などもしてくれていたTさん(この人の人柄は本当に素晴らしい!)は、お昼前で学食の準備に忙しいのに、僕たちが来たことを本当に喜んでくれました。小鴨も、Tさんにと学校で作ったクリスマスリースを渡していました。

食堂で小鴨とチップスをつまんでいると、ここでもやっぱり不思議な感覚が…。そう、今もここで勉強しているような感覚に陥っていたのでした。

その後は、こんな感じで動きました。


学校からStudent Houseに向かう道。
毎日通った道です。犬の落し物に注意しなければならないのも変わりなく。


シャフツベリー・ロード。
僕たちのStudent Houseのある通りです。



Student Houseの前で記念撮影。
僕たちはこの写真でも見える2階の部屋に住んでました。


学生御用達だったパブ。
半年くらい前、こじゃれたワインバーのような感じもするパブに改装されました。

学校の辺りをこうやって散策した後、昼食を食べ、その後はTown Centre方面に向かいました。




ボーンマスといえば、海!(逆に言えば、それだけ!)
冬のボーンマス・ピア。逆光のアングルですが、何となく神々しさすら感じました。


ビーチ。ちょうど引き潮の時間ですね。


タウン・センターのスクウェアといわれている場所です。
クリスマスシーズンには、屋台のようなものやちょっとしたアトラクションのようなものも出ます。写真中央のサンタクロース(ロボットでただ棒をよじ登ったり降りたりの動作を繰り返すだけです。)を去年も見たというのが小鴨の弁。僕は忘れちゃってたけど。


これもタウン・センターの一角。何の変哲もないホコ天ですが、それでも僕らにとっては懐かしい街並み。


帰りのコーチの時間は、ボーンマスとロンドンとのいずれで夕食を食べるにも中途半端。なので、全国チェーンのアイリッシュ・パブでチョコレートケーキ(これがでかい!)を二人でシェア。僕はついでにギネスを1パイント。僕は、エール党で普段ギネスを飲まないのですが、今日は久しぶりに入るアイリッシュ・パブということで、あえてギネスをチョイス。


で、こんな感じ。

そうして、ロンドンに帰ったのでした。

ボーンマスは、外国人が観光旅行でちょこっと訪れるには全く適しない街ですが、イギリスでは非常に有名な保養地です。つまり、海以外に見るべき観光資源があまりなく、あえてボーンマスに海を見に行く必要が外国人にはない一方、ロンドンからも程よい距離+イギリス屈指の温暖な場所ということで、イギリス人にとってはちょうど良く「のんびりできる」場所なのでしょうね。

ロンドン生活に慣れてきた僕たちとしては、ロンドンのような刺激に乏しいことは否めませんが、逆にロンドン生活慣れしてきた分、イギリス人的視点からボーンマスの良さを感じるようになってきているのかもしれません。加えて、ここは、僕たちにとってイギリス生活の第一歩を踏み出した場所!

思えばここでいろいろな人とも出会ったわけで、この冬休みに企画している旅行でも、そのうちのスイスの1週間は、ここで出会った件のE嬢の家で過ごすことになっているのは、前回お話したとおり。

人とも、街とも、思いがけない縁ができるものなんだなあ、と思いました。

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