2011年12月17日土曜日

ミラノに着きました!

今日は、ニースからミラノへの移動の日。
ニース―ミラノ間は、地図で見る限り決して遠くはないのですが、コート・ダジュールはモナコのロケーションを想像していただければ分かるように、(※)、急峻な崖が海にそそり立つような場所が多く、決して往来が容易ではありません。加えて、この季節、フランス国鉄様は線路工事をするとのことで、もし鉄道でミラノ入りするならばリヨン周りで10時間以上というふざけたことをのたまいましたので(これがどれだけふざけたルートかということについては、google earthをご参照くださいな。)、今回は、思い切って国際バス(ユーロラインズ)を利用することとしたのです。

お代しめて50ユーロ/人、時間6時間半の行程です。
しかしながら、ニース発が午前4時!ミラノについてからの時間が有効に使えるとはいうものの、決して若くはないMimakiirihiko夫妻には、余りうれしい話ではありません。

…とはいいつつも、これしか効率的な移動手段がないので、乗ったわけです。

ニースのバス停は、「○○通り5番地、眼鏡屋の前」という非常に不親切極まりない案内がeチケット上に記載されていたのですが、果たして事前にその辺りに下見してみても、ユーロラインズのバス停の表示は一切なし。その後ユーロラインズのオフィスに行って確認したところでも「バス停の表示はないが、そこで間違いない」とのことでしたので、腹をくくって3時45分頃その場所にたどり着いたのでした。乗客も何人か集まってきています。

そして定刻より遅れること約10分。スペインナンバーのバスがやって来ました。もしかしたらバルセロナ辺りから地中海沿岸経由でやってきたのかもしれません。非常に適当なチェックインの後、完全自由席で小鴨と僕が並んで座れる場所もなく、それぞれが離れて座ることを余儀なくされました。

ニースを発車したバスは、市街地から山に向かって走り出し、割と高い場所にある高速道路に入って一路東へ針路を向けました…



…約4時間後、ふと目を覚ますと、そこには整然と並んだ建物がある大都市。周りの人の口ぶりではトリノのようです。結局国境での検問などなくいつの間にかイタリアに入り、トリノまでやってきたようです。遠くには朝日を浴びて輝くアルプスの山々。ちょっと荘厳さを感じすらしました。

そして更に2時間後。ようやくミラノに着きました。長距離バスターミナルは市の外れにあるため、小鴨ははじめミラノに着いたとは気づかず、一向に降りようとしません。彼女の思う「ミラノ」がそこにはなかったからなのですが、放っておけば次のヴェネツィアまで行ってしまいそうな勢いでしたので、まずはめでたしめでたし。
ともあれ、地下鉄に乗ってホテルへ。チェックイン時間前だったのでトランクだけ預けてまずは市内を下見に。

…ま、それについては、またおいおい書きましょう。
あ、そうそう、夕食は、ホテルの近所でホテルの人が紹介してくれた場所に行きましたが、やっぱりイタ飯はいいわぁ~と小鴨共々感動(ニースは、食事に関しては決して感動できるものにめぐり合えなかったこともあり、イタリアでの食事を心待ちにしていたのでした。)。


でも、さすがに、今日はちょっと疲れました。長距離バスは便利かもしれないけど、やっぱり楽な移動手段ではありませんね。

それでは、また続きは後ほどに。

(※)ニースの最終日(バスに乗る前日)は、モナコ、そして、コートダジュールのいわゆる「鷹の巣村」の1つであるエズに行きました。これ自体もいろいろ書きたいことがあるのですが、これもしかるべきときにおいおいと!

0 件のコメント:

コメントを投稿