いきなりお下劣なタイトルですみません。でも、正直なところ、これが心の叫び。
イギリスには、(所得の如何にかかわらず、また、国籍の如何にかかわらず)居住の事実により課税されるカウンシル・タックス(まあ、強いて言えば住民税みたいなものですね。)というのがあります。
このカウンシル・タックス、上記のとおり所得の如何にかかわらず課税されるのですが、その額たるや決して馬鹿にはならない額でして、僕の住んでいる場所では年間にして20万円くらいとなってしまいます。
もっとも、この点学生に対しては優遇措置があり、
① フルタイムの学生及びその外国籍配偶者に対しては状況に応じて25%から50%の割引があり、
更に、
② 当該住居がフルタイムの学生(及びその外国籍配偶者)によってのみ占有される場合には、完全に免除される
ということになっているようです。
で、僕たちは、引っ越してからというもの、このカウンシル・タックスの減免手続と悪戦苦闘してきました。まあ、こちらの引っ越してきたタイミングと減免手続に必要な証憑が整うタイミングとにずれがあって、それが事態を複雑化させたことは事実なのですが、それを差っぴいても、とにかくオフィスの対応が絵に描いたようなダメ公務員ぶりを発揮してくれました。
つまり、
・メールで申請しても何のリアクションもない
・電話で何度も何度もせっついても、明らかに状況を把握していない
・仕事は怠慢かつ緩慢
なんですよ。
そして、8月に最初に減免申請を行った時には、小鴨が電話をしてせっついたにもかかわらず、「あと少し待ってくれ」とか、「担当の者が今いないが、戻ってきたら話をしておく」などといわれて結局1か月近く放置された挙句、封書が1通ひょろっとやってきて、急いで開けてみたところ…
「あきまへん」
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
いや、そりゃあむかつきましたよ。これだけ待たされて、かつ、要件は完全に充足するはずなのに、まさかこんな通知がなされるとは!!!
まあ、理由としては、非常に形式的なもので、とにかく大学からの24週間以上のフルタイム在籍証明がないということだけでした(もっとも、これについては、そもそも申請時点で大学側の事情により出せなかったことに加え、他の資料でそれは証明可能なはずなのですが、きゃつめ、とにかく形式を求めてきたわけです。)。そこで、僕らは、奴らが要求する証明を早速送りつけ、かつ、小鴨にオフィスまで電話をかけてもらいました。
で、小鴨がその電話の際、手続中に支払期限を迎える分の税金についてはどうすればいいか、ということを聞いたところ、「払わなくてもいい」といわれ、とりあえず保留してきました(まあ、絶対間違いないはずなので払う気もなかったのですが。)。
そして、そんな矢先、1通の役所からのレターがポトンとポストに。開いてみると…
「9月分のカウンシル・タックスを滞納しているのですぐ支払え。さもなくば全額について支払わせるぞ」
ムカ
ムカ
ムカーーーーーーーーー!!!!!
お前らが払わんでええ言うたさかいはろて(=払って)へんねんやろがこのボケカス!!!
…てな具合に思わずののしってしまいましたよ。家の中でだけど。
もっとも、英語でこんな風に自由にののしることはできませんので、役所に対しては、「こんなひどい取扱いは、日本でも中国でも受けたことがない!!」という怒りのメールを送りつけた上で、小鴨にも電話をしてもらったのですが、小鴨曰く、役所は、「うん、滞納通知を送ったよ。でも、申請中なのは分かったから、とりあえず保留しといて」というのんきなもの。
その上、結局更に2週間ほどまたなしのつぶてとなってしまいました。
その後、またまた郵便受けがカタンと鳴ってやってきた役所から1通のレター。さすがに今度こそ免除されただろう、と思ってみると…。
「50%免除するから、残額を支払ってね£」
これまでのやり取りに疲れきっていた僕らは、この通知を見た瞬間、「ああ、よかったよかった。50%減額されたんだ。じゃあ、払わないと」と言い合いましたよ。
でも、よーく考えてみると、なんだか少しおかしいような…。だって、今までいろんな人の話を聞いてきたけど、学生は全額免除されるという話ばっかりだったから。
というわけで、僕たちはもう1度役所のHPで調べて見たのです。すると、果たして、
上記の①の他、②にもとづく免除が明らかに存在するではありせんか!
…それも、小賢しいことに、①が記載されている場所と②の記載されている場所が別なんですよ。これじゃあ、②に該当するはずの人も、①だけ見て「ああ良かった」と勘違いしてしまう人も出てくると思いますよ。これはもう、詐欺的だ!と思いましたよ。まったく。
で、僕らは明らかに②の要件を充足するはずですので、証拠に賃貸借契約の写しをくっつけて
「コラ免除せんかい!!」
というメールを送りつけた上で(もちろん、文面は慇懃なものですよ。慇懃無礼かどうかはさておき。)、またもや小鴨に電話してもらいました。小鴨曰く、「応対に出た人は余り状況分かっていない感じだった」という、なんとも頼りない対応だった模様。でも、50%減額でも年間10万円くらいは払わなくなるわけなので、二人とも、ここは1つの頑張りどころだと思いました。
そして、先週の木曜日、ようやく次のようなレターがやって来ました。
まあ、見難いですが、カウンシル・タックスについては全額免除、かつ、大事をとって申請前に支払った8月分のカウンシル・タックスについては還付(還付用の小切手がついてます。)となったわけです。
僕たちが早速銀行に行き、小切手を呈示して還付手続をしたのは、いうまでもありません。ついでに夜に家からそう遠くない場所で、お寿司まで食べちゃいましたよ。
まあ、終わりよければ全てよし、なのかもしれませんが、役所の対応の悪さには、ほとほとあきれ果てました。
さて、お口直しに、小鴨の第1週目の作品を貼り付けておきましょう。
…昨日のブログを見た小鴨が、「何で第1週目の作品を貼り付けないのか」と言ったもので、はい。
まあ、見てやってくださいな。
0 件のコメント:
コメントを投稿