小鴨は、10月の頭から、コヴェント・ガーデンにあるフラワーアレンジメントスクールに週2日のペースで通いだしました。
コヴェント・ガーデンというのは、まあ、雰囲気的に例えれば青山みたいな場所で、このスクールもそれはそれはきれいです。ほんと、なんとも贅沢な空間と時間でしょう!
ともあれ、小鴨はこのスクールで8か月みっちりフラワーアレンジメントを勉強することになるわけですが、そこは花を材料としためくるめくアートの世界。いままで「アート」的なものに憧れが強かった小鴨が今度は本格的に(そしておそらく初めて)自らがクリエイトする側に立ったわけです。なので、その興奮たるや推して知るべしでして、第1日目など、夜になってもなお花のことを考え続けて眠れず、僕までたびたび起こされる始末…
で、今週も元気に水曜日・木曜日に学校に通いました。とても楽しくて仕方がないようなのですが、その一方で、本格的に美術の勉強をしたことがない小鴨にとっては、色彩やデザインのセンスが他の生徒と比べていまいちなのがショックなようです。まあ、こういったことは一定程度天性のものもあるのでしょうが、そもそもこれまでまともに勉強したことがないのだからだめでもともとのはず。にもかかわらず、自分自身それなりにセンスに自信があったのに…とやや凹み気味。
でも、ここはロンドン。アートに関してはクラシックなものから現代までタダで見放題な場所。加えてガーデニングや植物学についても世界のトップクラスなところ。なので、僕は小鴨に「とにかく見て吸収しろ」と言っているのですが…。
で、今週は通い始めてまだ2週目ですが、(少なくとも大きさだけは)大作を持ち帰ってきました。まだまだ初心者の作品かもしれませんが、努力のあとは感じられますし、実際に現物を見ても、そんなに悪い出来じゃないような。こんな具合です。
彼女がこれからここで得られるものをどう吸収していくのか、僕も楽しみであります。
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