僕が通っていた大学では、法学部(の専門課程)は、「法学部砂漠」と呼ばれていました(ググってみると、いくつかの大学でも同じような言い方をするようですね。)。
これは、法学部というのは、大教室での講義がほとんどで、あとは図書館かどこかで勉強するだけという「個人プレイ」に終始することが多くなりがちで、ほかの人とのコミュニケーションが希薄になってしまう、という現象を「砂漠」になぞらえたもののようです。
僕の場合には、もともと法学部つながりの友達というのは(中途半端に「小賢しい」雰囲気がなんだかとてもいやで)ほとんどなく、普段は中学・高校時代からの友人や合唱団のメンバーとつるんでいたので、幸いにして、「法学部砂漠」を感じることはあまりありませんでした(というより、授業に出る以外、「法学部」から逃れようとしていたのかもしれません。)。加えて、資格試験を目指したダブルスクールもやっていたので(これはこれで最悪でしたが)、「砂漠」を感じる暇もなかったのかもしれません。
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で、今、こちらの大学院では、今週から講義が始まりました。今週と来週は、科目登録前のお試し期間ということで、興味のある科目の講義にちょいちょいと顔を出しています。
でも、この大学(というか、どこのイギリスのLLMも基本的に同じなのかもしれませんが)では、少人数ゼミ形式の科目はなく、原則「教室での講義+試験が3科目、論文1科目」が学位取得の要件となりますので、気がつけば、「…あれ?誰とも話していない」ってことになってしまいます。
…そうです、「法学部砂漠」がここにも現れたのです。
まあ、僕自身は、これまでも勉強している姿を他人に見られるのが嫌で、個人プレイで通してきたこともあるので、それ自体は苦ではないのですが、英語を「話す」環境に乏しいのは、ちょっとなぁ、という気持ちにならないわけではありません。それでも、教室に知り合いがいれば雑談くらいはすることはできるのでしょうが。
ま、もう少し様子を見てみましょ。
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