住むところにせよ、交通費にせよ、とにかく何でも高い(僕の感覚だと、東京よりも高い!)ここロンドンですが、パブのビールと(一部の)博物館・美術館はお値打ち感たっぷり。特に後者については、大英博物館、ナショナル・ギャラリー、自然史博物館、ビクトリア&アルバート、テート・モダン、テート・ブリテンといったメジャーどころがいずれもタダ、というのは、もはや驚きを通り越して、おもわず「ありがたや、ありがたや」と拝まずにはいられないくらいほどです。
で、このことを言い換えれば、ロンドンに住んでいる限り、こういったところに、「行きたい時にいつでも行ける」ということが可能なわけなんです。それも、展示品は文句なしの世界トップレベルばっかり!世界広しといえども、こんなところはロンドン以外ないんじゃないでしょうか(例えば、パリだって、ルーブルなどの美術館は有料ですしね。)。恐るべし大英帝国。
先々週の週末は、ナショナル・ギャラリー初探訪。当然1日で見切れる場所ではないので、ごくごく一部の場所を1時間半くらい見て回りました。おそらく値段がつけられないような錚々たる名画たちに囲まれて座っているだけで、とても幸せな気分になったことは、いうまでもありません。
で、先週の水曜日、学校帰りにふらりと大英博物館に立ち寄りました。3回目か4回目かかな。今回は、もともとペルシア辺りのものを見に行こうと思っていたのが、ついつい中国の玉の特別展示に見入ってしまって迷い込んだのが中国―東南アジア―インドのコーナー。中国ものもなかなか見事なものでしたが、圧巻だったのはガンダーラのレリーフ、ジャイナ教の神像、そしてヒンドゥー教の神像たち!特にガンダーラのレリーフは、まさにヘレニズムとの融合の様子が見て取れて、これだけでも来た価値があると思わずにはいられませんでした。
ほんと、これがロンドン生活の至高の贅沢だよな…ってしみじみ思ったのでした。
で、大英博物館のおみやげ物屋で、かわいい&面白いグッズを見つけたので、ついつい買ってしまいました。うん、これも現代ヨーロッパ文化と古代エジプト文化の時空を越えた融合か?
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