2011年9月18日日曜日

縁起だるまの少林山とジャパン・フェスティバル

タイトルを読んでニヤッとした方は、小学生時代を群馬県で過ごしたことがあることでしょう。
そう、群馬の子供の必須遊戯アイテム、「上毛かるた」の「え」。確か取り札には、だるまと夜空に輝く星(北斗七星のような?!)が描かれていたような…。

・・・

今日は、ジャパン・フェスティバルの日。
ロンドン・アイの近くで、日本のイベントが一日中行われています。
で、僕はと言えば、お昼ちょっと前に、大学で知り合った日本人(なんとまあ、この方も大学時代男声合唱をやっていて、卒業後も混声で合唱を続けておられるとのこと)のボイストレーナーの方(プロのオペラ歌手)のリサイタルイベントがある、ということで足を運びました。

時間にして20分ほど、日本の叙情歌をメゾソプラノで歌い上げていました。久しぶりにいいものを聞かせてもらった、という気分になりました。
で、オーディエンスは、日本人と外国人が半々といった感じかな。聞いていたある日本人女性は、思わず涙ぐんでいました。確かにいくら交通が便利になったとはいえ、イギリスと日本の往来は、上海と日本のように(時間的にもお金的にも)容易なものではありません。おまけに、聞くところでは、ここイギリスには、イギリス人男性と結婚して永住を選択した日本人女性が1万人以上いるとかいないとか。もしかしたら、この涙を流されていた女性も、そういった永住者なのかもしれません。



…ロンドンに住む日本人、といっても、決して一括りできないんだろうな。集まった人の数の分だけの人生模様があるのでしょう、きっと。僕も含めて。

それにしても、普段(学校以外では)日本人を見ない僕としては、ロンドンにこれだけ日本人がいるんだ、というのが新鮮な驚きでしたね。まあ、日本人学校のあるアクトン地区に行けば、全く違う世界があるのかもしれませんが。

さて、リサイタルが終わったのは12時。ちょうどお腹が空き頃ということで、テムズ川沿いに並んだ屋台をはしご。まずは目に留まった群馬県の屋台。食べ物は焼きまんじゅう…といいたいところですが、こんにゃくの田楽。まあ、定番の群馬名物ではありますが。
で、これを買った人にはもれなく群馬グッズをもらえるということで、僕は迷わず高崎だるまをチョイス。ついでに「僕、子供のころ高崎に住んでいたんですよ。だから懐かしくてね」と言ったら、売っていたお兄さんが妙に喜んでくれました。

その後は、焼き鳥⇒バッテラ⇒天むす⇒お好み焼きをはしご(どれも量は決して多くありませんよ。念のため。)。テムズ川やビッグ・ベンを背景にした日本の夜店、というのもまた格別の興趣を覚えずにはいられません。



このジャパン・フェスティバル、もう何年か続いているようなのですが、ともあれ日本人でない人たちもそれはそれはたくさん!中にはコスプレしている人や、はたまたこんな人も。


もし、これを中国でやったら大変なことでしょうね。
で、浴衣を着ている(見かけが日本人ではない)人も少なからずいました。今日は最高気温20度くらい。浴衣を着るにはやや肌寒いとは思うのですが…。



フェスティバル会場は、旧市庁舎を挟む2つのストリートでやっていたのですが、そのテムズ川側は、こんな感じ。この写真の左はそのまま橋になっていて、その先は、ビッグ・ベンです。




そして、買っただるまは、後でよく見たら何箇所か派手にへこんでいました。少しがっかりしましたが、そもそもだるまはハリボテなわけだし、それに、高崎からはるか海を越えてやってきたのだから、それも仕方ありません。
で、明日から始まる大学院生活の成功を祈念しつつ、家に戻って早速片目を入れました。
1年後、もう一方にも無事に目が入れられますように。

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