2011年4月29日金曜日

ファーストキスはケチャップの音

今日は、ロイヤル・ウェディングの日。
昨日のブログでも書いたけど、さすがに今日は一種独特の雰囲気がします。
で、学校も今日はスペシャルプログラム。まあ、言い換えればおよそ授業っぽくなかったわけですが。

ウェストミンスターでの結婚式は、こちらの時間の11時ころから始まりました。
僕らといえば、学校の食堂で学生も教師もみんなでテレビを見るといった状態になりました。

まあ、詳細は皆さんも色々ご覧になっているから省略しますが、ウィリアムがケイトに指輪をはめようとしたときに途中で引っかかって半ば無理にねじ込んだときは、みんなが「うぉぉ~」とどよめいたのが面白かったです。あと、女王は眠そうだった?!

さて、結婚式でみんなが一番注目していたのが二人の最初のキスの瞬間でした。
でも、ウェストミンスターではそれがなく、二人がバッキンガム宮殿に戻ったところで、教師が「キスは大体1時半ころだよ」というので、学校の裏庭で学校主催のいろいろな催し(うん、例えば卵のスプーン運び競争とか、先生の似顔絵描き競技とかいう、かわいらしいものです。)に参加した後、そろそろかなというタイミングで食堂に戻ったわけです。

で、その時、ちょうど小鴨が「お腹がすいた」とやいやい言い出したので、パニーニにチップスを食堂で注文。そうこうしている間に学生がどんどん食堂に集結します。
テレビでは、バッキンガム宮殿とその前を埋め尽くす映像が映る中、僕のパニーニはなかなか出来上がってくれません。一緒にいた台湾のC嬢いわく、パニーニはちゃんとトースターで焼くので時間がかかるとのこと、まあしゃーないわ、ということで我慢してました。

…と、そこにケイトとウィリアムがバッキンガム宮殿のベランダに現れました!
そのときです。「No 80!」という声がしたのが。そう、まさにこの絶妙のタイミングで僕のパニーニが出来上がったのでした(T_T)

呼ばれたからにゃ取りにいかんわけにも行かず、ついつい「なんでこんなタイミングやねんな」と日本語でぼやいてしまった私でございます。

で、パニーニとチップスを取ったのですが、ソースやケチャップがセルフサービスなのはパブと同じなわけで、僕はテレビを背に向けて、調味料台の上でケチャップのプラスチックボトルを取り上げました。
でも、こやつがなかなかしぶといやつで、なかなかケチャップが出てきません。振ったりボトルを押したりとの格闘をしばらくしていたら、ようやく、「ブチュ!ブチュブチュ!」という、全くもって品のない音と共にケチャップ君がお出ましになりました。

…ちょうどその時、僕の背後で学生たちの「Wooooow!」との叫び声!!
ウィルとケイトのやつ、よりによってこのタイミングでファーストキスをしやがりました・・・orz

とまあ、僕のロイヤル・ウェディングの思い出は、ケチャップのブチュブチュ音とともに残ることが決定したのでした。

なお、その後学校ではくじ引き大会があり、普段くじ運が全くない僕と小鴨がなんとまあ、ロイヤルウェディング特製ユニオン・ジャックを当てることができました。
これをずっと飾っておくのはなかなか厳しいところもありますが、まあ、今日のおめでたい日くらいはよしとしましょうか。

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