今日は、今年最後のバンク・ホリデーということで、学校はお休みです。
バンク・ホリデーとは、前も言ったと思うんですが、まあ言ってみれば「国民の休日」です。8月最後の月曜日に設定させるバンクホリデーは、その年最後のバンク・ホリデーということで、おそらく多くのロンドン人たちが海を求めて南海岸に出向いていることでしょう…
という話を聞いたのが、ちょうど1年前の話になります。
そうです。僕たちがイギリス入りしたのは、ちょうど去年の8月のこのバンク・ホリデーの日でした。日付は明日、30日ですけどね。
考えてみれば、北京留学時代も、上海駐在時代も、何かと用事があって1年のうちに複数回日本に戻っていたわけですから、ここまで日本に戻らなかったこと、っていうのはありませんでした。そのせいでしょうか、日本が妙に懐かしくもなったりして。
今、このころ書いたブログ(引越し前のやつね)を読み返してみました(アップされているのは引越ししたことのご連絡のみですが、管理画面でまだ保存されています。)。ここに改めて一部を引用しましょう。去年8月31日、ボーンマスに着いて最初に書いた記事です。
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日本を発つ前の夜は、自分のこれまでの越し方を思い、同時に全く足を踏み入れたことのない文化圏に行くことに対する緊張感もあり、余り眠れませんでした。
それはもしかしたら、1か月もの間実家にいたことから来る「居心地の良さ」への未練だったのかもしれません。
ともあれ、今は小鴨と話す以外は英語しか使えない環境で、怪しげな英語を使いつつなんとかしのいでいます。
ヒースロー空港に到着してすぐ迎えの車に乗ったのですが、空港の敷地のすぐ周りの草地では羊が草を食んでいました。そして、ボーンマスまでのハイウェイは、果てしなく続く緩やかな丘陵の中を進み、周りは畑や森が延々と続いていました。高い山や高いビルがないせいか、空もとても広く感じられます。
これがイギリスなんだなぁ…
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改めて読み返すと、あのころの緊張感や胸の高鳴りといったようなものが、昨日のことのように思い出されます。上にも書いているように、ヒースローからボーンマスに向かうハイウェイ、否、モーターウェイ(←イギリス英語風。…これも進歩の証?)から見たあの青い空、白い雲、緑の牧草地の風景は、おそらく一生忘れることがないでしょう。
それから1年。英語の勉強を中心にしつつ、いろんな人と知り合い、生まれてはじめての、そしておそらく今後二度とないであろうルームシェアを経験し、イギリスの暗く長い冬の夜を越え、酔っ払いながらもIELTSでようやく大台に乗せ、フランスとイタリアにも旅行し、また夏が訪れ、ロンドンに引越し、そしてpresessionalが始まって…そして今に至るわけです。
その間で、少し変わったことといえば、英語を話し、また英語を読んだりすることに昔ほどの抵抗感がなくなったことかもしれません。まだまだ不十分ではありますが。
長かったのか、それとも短かったのか…?
ともあれ、2年計画のイギリス留学は、これでちょうど半分ということになります。折り返し点です。
マラソンで言えば、これからが山場。これからも僕の生活を考えれば、まさにそのとおりだと思います。でも、それを越えたときの達成感も、またきっと格別なものなのでしょう。
とにかく、これからの後半戦、充実したものとしたい、と思わずにはいられません。
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