2011年7月18日月曜日

上海での演奏会に寄せて

日曜日は、僕が上海で所属していた合唱団の演奏会がありました。
基本的に駐在員で成り立っているこの合唱団は、金融危機以後の「本社側の事情」のあおりをまともに受け、2009年から後、単独での演奏会が開けない状態が続いており、今回も上海の別の日本人合唱団の1ステージを拝借してのオンステージとなったようです。

参加者らのメールを見る限り、演奏は、成功裏に終わったようです。現在の団員の皆さんには、心から祝福を申し上げたいと思います。

それにしても、この合唱団では、合唱の技術面でもいろいろなことを教えてもらいました。今まで感覚でやっていたり、別の方法でおぼろげながら理解していたことがより理論的に理解できるようになったことも少なくないような気がします。また、合唱の発声に中国語を乗せることがとても難しい(僕にとっては、中国語の調音方法と合唱の発声方法とが正面からぶつかってしまうことが少なくなかった…特に中国語のeの発音!!)ことは大きな驚きでした。それに加えて、仕事の上では接点のない色々な日本人の(それもそのほとんどが上の世代の)方と交流できた、ということも、非常に大きな財産であることはいうまでもありません。

ともあれ、上海の合唱団の活動は、これからも精力的に続くようですので、帰国組のメンバーを含めた大きな発展を心から祈念したいと思います。

そして、僕は、この合唱団のメンバーと歌う日がまた来るのでしょうか…?
それは、まずもって僕がアジア圏(少なくとも上海に数時間で行ける場所)に戻ることが前提条件ですし、加えてその時に僕自身に合唱をする気持ちがまだ残っているか、がキーとなるのでしょう。

...でも、後者については、「分からない」、というのが本音かなぁ。今のところ。

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