8月15日から始まるpresessional courseまでは完全フリーな我々で、それこそ今後一生ないであろう、「ロンドンプータロー生活」を送っているわけですが、「特に何かする必要がない」生活というのも、決して心身に良いわけではないな、ともしみじみ思います。
とはいっても、本当に全く何もしていないかと言えばそうでもないわけで、今は、新生活を軌道に乗せるいろいろなことをちょいちょいしています。
そのうちもっとも大事なのはビザの更新なのですが、先週の金曜日、高い金を払ってビザの直接申請に臨んだところ、他の書類で十分カバー可能な僕の英語のレベルの証明についていちゃもんをつけられてしまって、その日に発給を受けることができず、IELTSのスコア証明書を送った上での審査待ち、という、なんとも気持ち悪い状態になっています。
イギリスにおける外国人留学生向けのビザ発給は、年々条件が厳しくなっているのですが、ビザ申請直前にも規則の変更があるなどして、いやらしいったらありゃしません。このような厳格化の理由は、おそらく「学生による不法就労の防止」ないしは「(卒業後に居残る)外国人就業者の増加に伴うイギリス人雇用の圧迫の防止」といったところなのでしょうが、このような政策は、既に多民族国家となってしまっているイギリスにおいて果たして有益なのかどうか、疑問に思ってしまいます。
ともあれ、僕らの書類を受理した審査官は、妙に生真面目なおばちゃんで、気難しそうに色々と書類を見た上で、「書類が不備」と難癖をつけてきたわけです。こちらとしては「いや、イギリスは僕の仕事場ちゃうし、卒業すればさっさと出てったるさかいに」と思っていてもだめなんでしょうね…
まあ、大学からはオファーをもらっているし、資金的にも十分な証明を出しているし、英語のレベル証明それ自体も全く問題ないはずだしで、ビザの発給それ自体には何ら問題ないとは思うのですが、(メールやら郵便を通じた)間接的なやり取りによる事務作業のスピードが極めて緩慢なこの国において、一発勝負で終わらせたかった僕としては、納得できない気持ちで一杯で、その日はかなりへこんでました。
ともあれ、IELTSのスコアは既に向こうに届いていることは分かっているので、あとはビザが下りるのをあせらずに待つしかないのでしょう。
で、新生活のインフラは、まだ完全なわけでもありません。
固定電話は開通したものの、インターネットは明日の午後8時から。先週は風呂が水漏れした上に、なぜか掃除機は本体のみでパイプと吸い込み口がなく、大家が新しいものを持ってくるといった割にはまだ届いていません。その上にテレビのライセンスフィーや住民税の問題も処理する必要もあり、と、なんだかまあ、面倒くさいことが色々山積しています。1つ1つこなしていくしかない、と、相田みつを的境地でいますが、こういったものって、実に面倒くさいんですよね…。だからせめて(最も基本となる)ビザだけは何とかしてくれ、というのが正直なところなんですが。
ビザがいつ下りるか(=いつ取りに行けるか)分からないために、例えば国内旅行に出かけたくても計画すら立てられず、しばらくはロンドンでじっとするしかありません。でも、都心に行くのにも、地下鉄代も馬鹿にならんし…。
なんともはや…。
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