2012年5月20日日曜日

火の人間、水への憧憬

またまたすっかり間隔が空いてしまいました。
10日に2つ目の試験を終えて、残すは30日の最後の試験。で、今は絶賛準備中…なのですが、今回の3つの試験は三者三様で勉強の方針が違うのがいやらしいったらありゃしません。ま、1つ1つの違いを具体的にお話しても面白くないので省略しますが、次のやつに限って言えば、「教科書やハンドアウトをそのまま覚えても試験問題に答えることはおよそ不可能」と言ってよいと思います。
で、やるべき対策としては、それぞれのトピックに対して自分自身で(ないしは授業中に先生が話した)問題意識を設定した上でそれに沿ったトピックの分析を行っていく、という形にならざるを得ないと思うのですが、この作業、それ自体は「研究している感覚」があってつまらなくはないのですが、さりとて決して楽じゃあありません。ま、1か月とか2か月それにかかりきりになれるのならばまだしも、非常に幅の広いトピックを1つ1つじっくり検討するとなれば、20日ではとても足りないわけで、まあ、またいくつかに絞らざるを得ないのでしょうね。

つまらん試験の話はここまでにして。

僕は性格的に結構熱くなりやすい(それは、熱中するということでもありますし、すぐかっとなってしまうということでもあります。)のですが、いわゆる五行説とやらに則したなんちゃら占いによれば、果たして僕は「火」の人間なのだそう。

この限りでは、僕もうん、なるほどなるほど、と思ってしまうわけです。

で、この「火」の人間の相性、についても説明してくれるのがこの種の占いの定番、というわけで、それによれば、「火」は「木」と相性がよく(ま、火は木を燃やすからなのでしょう)、逆に「水」とは相性最悪なのだそうです。なんでも、水は、火を消してしまうからなのだそうで。

でもね、僕は水のある風景、好きなんですよ。特に海。
水を見ていると心がとても落ち着いて、癒される気分になるんです。
ほら、このブログでも、背景は海にしているでしょ。これ、モルディブに新婚旅行に行ったときに取った写真なんです。僕にとって忘れられない海の風景の1つ。

…ま、こんなことは誰だって同じかもしれませんし、僕の海への思いは、子供の頃海のない群馬県で育ったことも影響しているのかもしれません。でも、まあ、それはひとまず措くとして、この事実を占いベースで説明しようとすれば、次のようになるのかなぁ。

・火であっても、燃え続けることは楽じゃない。
・なので、余りに火がかんかんに燃え盛らないように、火をコントロールする必要もたまにはある。
・それに最適なものは、水である。

僕は占い師じゃないけど、まあ、占いってなものは、何とでも説明できるもんだなあ、と思うわけです。
でも、面白いことに、僕自身が好きな水、ってのは、決して鏡のように静まり返ったものじゃなくて、例えば太陽の光が波頭に反射しているような海(ああ、昔見た伊予灘が懐かしい!)とか、どこか「火」の要素が感じられるもの。こういったことも、占い的にはそれなりの合理性があるのかもしれませんね。

いずれにせよ、自分のキャラクターを考えるに、自分の熱い要素そのままに突っ走っちゃったら確かに際限なくなりそうな怖さも感じるので、どこかそれを本能的に抑えようとしているのかもしれません。そして、その「仮説」は、僕が今までいかなる局面においても自分の(本当の)100%を出しきったということはないという感覚に符合するな、と感じた次第。

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そうそう、このなんちゃら占いによれば、小鴨は「水」の人間なのだそうです。ちなみに星座はみずがめ座なので、それはもう、コテコテの水人間(やっぱり小鴨だけに水鳥?)ということになりそうです。
とすれば、僕との相性は最悪なのだということになるのですが、上記のロジックを使うことによって、(自分自身をかんかんに燃え盛る火であるとした上で)まあ、「ちょうどいいんじゃない?」と善解することといたしましょう。当たるも八卦、当たらぬも八卦。

2012年4月28日土曜日

トイレのMimakiさん~クルマが欲しい!

最初の試験まであと1週間となりました。
でも、最初の試験のための「武器」作りが昨日ようやく終わったところ。昨日・今日と2番目の試験のための「武器」作り(間に合うか?)をしてから、残りの5日で最初の試験のための「演習」をするという綱渡りスケジュールです。

僕は昔から自分用のノートを作って知識を一元化しないと気がすまないたちで、今回もそれをやっているのですが、今回がいつもと違うのが、「英語の文献を理解し、英語でノートを作ること」。これがもう、日本語でやるのと比べて時間のかかることといったらありません。おかげでここ数日睡眠時間が4、5時間という、仕事がテンパって時と同じような状況が続き、夕べも寝たのは結局朝の6時…。大したことやっていないのにもかかわらず。

加えて最近トイレ(トイレといっても、いわゆるbathroomで、うちの場合は更に洗濯機や乾燥機も一緒にあり、日本で言えば六畳間くらいの広さがあります。)に机を持ち込んでそこに引きこもっているので(僕は何かに集中する場合には狭いところにいるのが好きなのです。)、睡眠と食事以外はそこから出て行く必要がなくなっているわけで、ほんと、体に悪いったらありゃしません。なので、昨日、事実上1週間ぶりに中華街に出て飲茶を食べたときの気分の晴れやかなことといったら!
トイレの住人、実際のところはそうは言っても天窓もあり、とても明るい環境で結構満足しているものの、さすがに勉強のハードさも相まって今日もまだ放心状態。でもやばさは刻一刻とつのり、ああ、今日も余り寝られないんだろうな、と開き直ってこのブログを書いています。

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帰国が次第に現実味を帯びてくるようになるにつれ(あと4か月を切った!)、今回の帰国が7年ぶりの日本居住を意味することになることもあり、あれがいるな、これがいるな、なんてことを現実逃避の友とすることが多くなってきました。で、そんな中で最近特に思うのが、「あー、クルマ欲しい」ってこと。

ええ、ワタクシ、いままでクルマなるものを買ったことがないのです。いとこにモータージャーナリストがいるにもかかわらず(って、それは関係ないか。)。大学生までは実家住まいだったし、就職してからは(特に都心は駐車場代etcが高いこともあり)必要性を感じなかったし、海外住まいもそれなりに長くやってきたしで、なかなか買うというモチベーションが生じなかったからです。

そんな僕がなぜ、急に、今なのか…。自分でもこの心境の変化がわかりません。
でも、1ついえることは、件のいとこが上海モーターショーの取材に来た時に、彼のライター仲間数人と一緒に火鍋を食べたことがあったのですが、その時に小鴨があるライターに「何でクルマが好きなんですか」と尋ねたら、その方が「どこか行きたい時にいつでも行けるからかなぁ」って答えていたのが今でも耳に残ってるってことかな。そういった感覚って、僕にはとても新鮮だったから。

考えてみれば、それまで僕にとっては、自動車は「もともとは親が運転するもの」であり、「(子供の頃は)乗れば確実に酔うもの」であり、「電車でいけないところに行くための交通手段」であり、「本体も、そして維持費も高くつくもの=都心で住む分には経済的合理性は全くない代物」でしかなったわけですが、このライター軍団は、そんな僕の既存の認識とは全く違う次元でクルマを見ていて、それは確かに自動車をカルチャーとして捉えている人たちでした。

なので、僕がクルマが欲しい、と思っているのは、自動車文化という、新たな次元を覗いてみたいという好奇心なのかもしれません。

で、そういうアプローチ(と留学で疲弊している僕の懐具合)から欲しいクルマを考えて行くと、動かして楽しいクルマかつどこかに強い個性を持っているクルマで、手の届きやすいものとなるのは半ば必然の流れ。でも、その一方で、親を乗せての長距離移動の可能性もあるわけで、例えばクーペのようなものは買うわけにはいかない(少なくとも大人4人の長距離移動に十分堪えうるスペースがあること)という制約もあり、ここは思案のしどころです。

僕自身には既にいくつかの候補があるのですが…どうなることか?!

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そのほか、日本に帰ったらやりたいこと、っていうのはたくさんあるのですが(まあ、仕事のためにそのほとんどが実現できないおそれもあるのですが)、今日ふと思ったのは、「船舶免許取りたい」ということでした。
…これこそ、無駄の最たるものなのかもしれませんけど。

2012年4月12日木曜日

情報の対価

イギリスの新聞というのは、ご存知の方も多いと思いますし、ずっと昔にブログでも触れたことがあるように思いますが、高級紙(broadsheet)と大衆紙(tabloid)に分かれていて、特に高級紙の場合だと思うのですが、何を読んでいるかでその人の政治志向まで分かってしまいかねない代物です。一方、大衆紙は、使っている言葉もかなり砕けていて外国人にはすぐには分かりにくいし、ナイスバディなおねえちゃんのヌード写真があったりするので(まあ、おはようサンスポなどは、ここらあたりにヒントを得ているんでしょうね。)、それはそれで「愛読紙」というのにはやや気が引けてしまいます。

で、ロンドンの一般市民は普段何を読んでいるのか、と言えば、僕が認識する限りでは、おそらく駅で手に入るフリーペーパー。普通の生活をするのに十分な情報が一通りそろっているので、敢えてお金を出して新聞を買う必要もない、ということなのかな。まあ、職場とかでは高級紙を読んでいるのかもしれませんけどね。

ただ、フリペは所詮フリペ。あまり仕事に関係するような内容はありませんし、何よりもタダな分、みんなの取扱いも非常に雑です。というわけで、ラッシュアワーが終わった後の地下鉄がフリペの山ということもよく見られる光景で、地下鉄側も「アナタが読んでいるその新聞はゴミです」なんていう啓発広告を出さねばならなくなるわけです。

かく言う僕は、ロンドンに来てからの愛読紙をフィナンシャル・タイムズ(FT)にしています。ボーンマス時代は比較的中立に近いインディペンダントを読んでいたのですが、僕が欲しい経済情報となると、やっぱりFTにかなりのアドバンテージがあることが分かり、乗り換えました。
でも、FTはとにかく高い!普通の高級紙が1ポンドであるのに対して、2.5ポンド!ちょっと前までは2.3ポンドだったのがしれっと値上がりしてこの値段です。

そうなると、(本当は毎日読みたいし、そうあるべきなのでしょうが、)学生身分ではやっぱり買うのに二の足を踏んでしまいがちになって、週1ペースとかになってしまっていましたが、最近、僕の仕事のフィールドにかかわるいろいろな動きが激しいことから、ほぼ毎日買うようになっています。

結局、自分の欲しい情報は、カネを出して買いなさい、ってことなんでしょうね。

それにしても、大分英語を読むのに慣れてきたからなのでしょうか、FTの記事は本当に興味深く読まされるものが少なくありません。日本の新聞が(いろんな事情からか?)載せないような記事まで深い分析がなされていたりすることもあり、情報の対価としての2.5ポンドは、それはそれで概ね妥当なんじゃないかな、と思うわけです。

さあ、そうなると湧き出てくるのが「日本に帰っても読みたいなぁ」という願望。僕のオフィスでも取っているのですが、個人でも取ろうかと検討中です。で、調べたところ、年間購読料約10万円!!

情報の対価は、決して安くないことは分かるものの…、ねぇ。

2012年3月31日土曜日

すっかりご無沙汰です

いやはや、こんなにブログの間が空いてしまったのは、以前のブログスペースでブログを立ち上げた頃以来ではないでしょうか。

何か書かねば書かねば、とは思っていたものの、いろいろとやることが多くて手が回らなかったのです(ま、Facebookでは折に触れてつぶやいてはいましたけどね。)。

この3月は、Term2が23日に終わり、でもそれまでは授業の予復習、論文の準備、チュートリアルなどといった学校のことをこなし、その上に17日からは両親が来ていてそのアテンドもする(まあ、かなりの部分小鴨に委ねていましたが)といった状況でした。

で、授業が終わった週末から、両親を連れて3泊4日でパリ&アムステルダムに旅行にも出かけ、昨日(30日)は、これまた両親を連れてストーク・オン・トレントへ再出陣したわけで…。

ちょっと疲れている…かな、やっぱり。

そして、たった今、「3月の終わりまでに出します」と自分から宣言してしまっていた、論文のアウトラインの再構成(とはいっても1500語くらいにはなりましたが)を終わって教授にメールしたところ(3月31日の23時ならば、「3月の終わりまで」という約束は果たしたことになるでしょ?)。少しほっとした気持ちで3月の残りの時間(と言っても1時間足らず!)をこのブログを書くことで過ごそうと考えたのでした。

そうそう、こちらも夏時間になりましたよ。先の日曜日から。なので、日が沈むのが7時半頃になりました。
で、ちょうどその時、僕らはパリにいたのですが、土曜日にロンドンを出発してパリ入りして時間が1時間進んだところ(GMT+0からGMT+1に)なのに、その翌日夏時間開始のために更に1時間早まり(GMT+1からGMT+2に)、結局2日で2時間も時間が進んでしまったのです(今はロンドンに戻っているので、また時間が1時間戻ってます(BST=GMT+1)。

なので、大陸サイドは、今日が沈むのが8時過ぎとなるわけで、こんな経験をしたことのない両親にとっては驚きだったようです。大陸での道中はとても暖かかったし。

で、今回の大陸旅行のルート選択は、親のためということもあるのでパリを入れたのですが、僕らはこれで3回目。連れて行ったところはどこも行ったことのある場所で特に新鮮な刺激はなかったのですが、唯一僕たちも初体験だったのは、セーヌ川をぐるぐる巡っている船(Batobusとかいうやつ)でした。これが思った以上によくて、暖かい春の日差しの中、セーヌ川を遊覧するのはとても気分がよかったです。加えて乗り降り自由だし。

一方、アムステルダムは、僕も小鴨も今回始めての場所。自転車は滅茶苦茶多いものの、その街並みはきれいで、とても落ち着いた雰囲気で、母親も小鴨も(思ったよりもすばらしい、ということで)大満足。ま、胡散臭いところ(例えば「飾り窓」附近とか)には足を運ばなかったということもありますが。
オランダ人といえば、英語ではケチの代名詞のようなところもあります(割り勘を go Dutchというように)し、実際、なにやら気難しそうな面構えの人も少なくなく見かけましたが、少なくとも僕が接した人たちはほとんどみんなフレンドリーでしたよ。それに英語がみんな達者!!今まで行ったヨーロッパ大陸の国で英語がおしなべて一番上手です。どんな人も僕よりも数段上手いんだもの。その前のフランスでは、両親と小鴨の合計3人を引き連れつつ、片言のフランス語+英語でしのいでいた分、英語がスムーズに通じる環境というのがとてもありがたく感じたのでした。

両親は、4月4日に帰ります。
以前上海に来た頃と比べても大分体力が落ちているようですが、それでも今のところ病気することなくきており、一安心。残された短いロンドン滞在をできるだけ楽しんでもらおうと思っています。

それにしても、我が親も中国語の勉強の真似事(聞き流しのようですが)をしているせいか、外国語と言えばむしろ中国語の方に親しみが出てきてしまっている模様。時々中国語が現れたりするのがいとをかし。

さあ、こちらの時間でもあと数分で4月となります。
明日からの1か月は、そのほとんどを試験勉強に費やすことになります。
まあ、日が長くなったこともあり、その意味で気が滅入ることはありませんが、この春の日々をエンジョイできないのもまたちょっと悲しいかな。でも、それが学生の本分。気合入れて(抜くところは抜きつつ)やっていこうと思ってます。

2012年3月4日日曜日

夢見るはアラビアン・ナイト

まだまだ授業期間中ではあるものの、休職中の職場の事情もあり、帰国の具体的日程を考えざるを得なくなった今日この頃。各方面には、「留学後はアジアのどこかに戻る」と予告しておりましたが、さしあたりはそれは「東京」ということになりそうです。

まあ、歳も歳だし、そろそろどこかに「拠点」を設けてもいいんじゃないかなと思っていた折、それがおそらく東京となるであろうことについては、ベストな選択なのではないかとは思いますが、このまま東京に固定されてしまうようなことがあれば、それはそれで「世界を股にかけ」られなくなるからいやだなー、と思ったり。ま、仕事が仕事ゆえ、そういうことはないはずなんですけどね(少なくともアジアに関しては。)。それでも、僕の30台の大部分のように、常に外国の空気に直に触れ続ける、ということはなくなりそうで、やっぱりさびしくないと言えば嘘になるかな。

それはさておき、帰国の話です。
いろいろあって帰国予定は8月の下旬が適当だ、という話になったので(ほんとはオリンピックのさなかなんですけどね・・・)、フライトの予約をしようと、日系の旅行代理店に行ったところ、片道の直行便ってやつは実に高い!僕に学生料金が適用されるヴァージンアトランティックですら、二人で合計1500ポンド以上。おそらく払わなければならないであろう超過荷物費用を考えると更に料金上積みになってしまいます。日系などはもってのほかです。まあ、こちらに来るときも、考えてみればブリティッシュ・エアウェイズに一人あたり当時のレートで1000ポンドちょっと払っていたことを考えれば、決して馬鹿高いものともいえないのですけどね。

で、その旅行代理店の人(対応してくれた人は、一生懸命調べてくれたことはありがたいのですが、どこか愛想が悪いというか、いまひとつレスポンスが悪いというか、とにかくそんな感じでした。イギリスに長くいる日本人と会うと、時々そんな印象を受けることがあるのが不思議です。)に、経由便で安いのはあるか、と聞いたら出てきたのがアリタリアのローマ経由とエミレーツのドバイ経由。いずれも二人合計で1200ポンドほどです。いずれも経由地でのストップオーバーが可能というのですが、だからと言って簡単に予約できないのが我が家のつらいところ。というのは、「ストップオーバー=小鴨のビザの問題」が不可避的に生ずるからなんです。EUの取り方は分かるとしても(ただ、今回申請するとなればイタリア大使館で、ということになるのですが、噂では、対応もきわめて「イタリア的」だとか。)、UAEは全く未知の領域。旅行代理店の人に聞いても「えー、香港の方じゃないんですよねぇ。(ちょっと調べてから)うーん、ちょっと分かりませぇん…やっぱり、UAEの大使館に問い合わせられてからのほうがよろしんじゃないでしょうかぁ」とのことだったので、(まあ、基本日本人相手の旅行代理店なので、仕方がないのですけどね。)、この日は予約をせずに撤退しました。

その後、まあローマに行ったことはないけどイタリアはもう2回行ったから今度はUAEはどうか、と小鴨に聞いたところ、小鴨はそれでもかまわないと言うもののUAEそれ自体にあまりピンと来ていないご様子。一方僕は、大学生の頃一時期イスラム文化に興味をもったこともあり、その後も中東は是非一度行ってみたいと思っていたので、ドバイストップオーバーは願ったりかなったりといったところ。

ともあれUAEのビザについていろいろ調べてみたのですが、どうも96時間有効の通過ビザが割と取りやすいことがわかったものの、今もそうなのかはよく分かりません。それならば、エミレーツの窓口で直接聞いてみよう、ということになり、先週の日曜日、グロスター・ロードにあるエミレーツのロンドン支店に足を運んだのでした。(※)

(※)これが、前回の記事で触れた「用事」です。

で、エミレーツのロンドン支店と書いてあるビルは、普通の瀟洒なオフィスビルの雰囲気で、エレベーターホールと守衛さんがいるだけでカウンターなど1つもありません。中に入って「え、エレベーター昇るんだよねぇ。」などと言っていたら、


うわっ!!!

という大声。びっくりして振り返ったら、守衛さんがニヤニヤ笑っています。おもろいおっさんです。
で、どこに行くんだと聞かれたのでエミレーツのオフィスに行きたいんだけどと答えたところ、「それならエレベーターで1階だ(つまり、日本でいう2階)」と親切に教えてくれたのでそれに従ってオフィスに。果たしてエミレーツのオフィスがありました。
で、名前を登録して番号札をもらって待つこと10分か15分。頭にヒジャブ(スカーフ)を巻いた女性スタッフが僕たちを呼んで早速いろいろ聞いてみました。
で、要約すると、次のような感じ。

・96時間のトランジットビザの制度は変わっていない。
・飛行機とホテルさえ予約すれば、エミレーツのウェブページからも申請可能だし、ドバイに着いてからでも申請可能。
・飛行機とホテルの予約は別にエミレーツを直接通さなくてもよい。つまり、代理店や他のウェブサイトからの予約でも全く問題ない。

へぇー、なんかとってもフレキシブルだねぇ。と感心しつつ、「もし仮にここでフライトを予約したらいくらするんですか?」と聞いてみました。すると、

ここで予約すれば一人税込み542ポンドですけど、エミレーツのサイトで予約すれば更に一人当たり29ポンドお安くなりますよ♪

との由。

な、何だってー!!(AA略)

だって、日本とかじゃあ、航空会社のウェブサイトでの申し込みなんてのはどうやったって高いことが当たり前。ましてやシングルなどは割引などありえない世界でしょ。それが、シングルかつストップオーバー可能なチケットが旅行代理店よりも安く買えるなんて、信じられません。

ともあれ、とてもはきはきと懇切丁寧に対応してもらったことに感謝しながら(別にけなすつもりはありませんが、ふとその前に訪れた旅行代理店の対応を思い出さざるを得ませんでした。)エミレーツのオフィスを後にしたのでした。もちろん、下の守衛のおじさんにもByeと言ってね。

…というわけで、その後エミレーツのサイトで予約をしたのですが、エミレーツのお姉さんの言ったとおり、一人29ポンド安、二人で58ポンドの更なる節約に成功、フライトの代金は1025ポンドとなったのでした。これ、日系の航空会社の片道一人分と同じか、それよりももしかしたら安いかも…。
ちなみに機材はロンドン-ドバイ、ドバイ-成田両方ともエアバスA380。総二階建てのアレです。まあ、これについてはいい評判も悪い評判も両方聞きますが、ともあれ一度は乗ってみたいと思っていたので、これにも期待大です。加えてエミレーツのサービスの評判は世界でも指折りですしね。

で、こうなれば「留学生活の最後はアラビアン・ナイトとしゃれこもう!」ということになるのが必然の流れとなるわけで、早速ホテルも予約。ま、そういうのもいいじゃありませんか♪

ともあれ、苦しい試験+論文を乗り切るモチベーションができました…多分。
小鴨も、UAEの情報をいろいろ集めたり、上海万博のUAE館がなかなかよかったことを思い出したりするうちに、次第にドバイに乗り気になってきました。

ともあれ、アラビアン・ナイトを夢見て。

2012年2月26日日曜日

TFL

TFL。別にTRFの間違いじゃありませんよ(つか、このネタを引っ張ってくるだけでジェネレーションが分かったしまうのが悲しいです。ま、trfと書かないだけましかな?)。

ともあれ、TFLとは、Transport for London、言ってみれば、「ロンドン市交通局」のようなものといえばよいのでしょうか。ロンドンのアンダーグラウンド(地下鉄)やバスなどを統括する部門です。

ロンドンの地下鉄は、週末ごとにどこかで工事をやって運休するのが常ですが、このところ、僕の住むノーザン線のハイ・バーネット支線(※)が毎週末運休するので、週末に街に出るのが不便でたまりません。こういったことをインターネットや(登録すれば)メールで詳しく情報提供してくれるのはありがたいのですけど。

(※)ノーザン線は、カムデン・タウンを挟んで南北に2つずつの支線(ハイ・バーネット/エッジウェア及びチャリング・クロス/バンク)があって、それぞれが交互にクロスしながら運行されています。


こういうときは、TFLも気を利かせて地下鉄の走る最寄の駅までRail Replacement Bus(代替バス・無料!)を出すので、都心に出るのが不可能というわけではないのですが、それでもいくらか時間がかかるので億劫ですよね。

で、昨日もまたまた地下鉄が運休となってしまったので、代替バスを使っての移動となったのです。
ハイ・バーネット支線が全部運休の場合には、僕の住んでいるところからは同じノーザン線のエッジウェア支線のゴルダーズ・グリーン行きの代替バスが出て、10分ほどでゴルダーズ・グリーンに着くのでなかなか便利だったのですが、今回はあいにくハイ・バーネット支線の「一部」運休。となれば、代替バスはゴルダーズ・グリーンに行かず、ハイ・バーネット支線が折り返すアーチウェイまでのバスとなっていたのでした。

前置きが長くなりましたが、ともあれこれに乗ったのですが、もともとアーチウェイまでは距離があるのに加えて、渋滞にも巻き込まれ、アーチウェイまで半時間ほどかかってしまいました。そして、アーチウェイについて地下鉄に乗ろうとしたら、この日に限ってハイ・バーネット支線の列車が全てバンク支線経由とのこと。もともとチャリング・クロス支線方面に行こうと思っていた僕らはとことんついていません。
…まあ、ロンドンの地下鉄は東京並みに入り組んでいるので、バンク支線からでもルート構築しやすいのがありがたいところですけどね。結局、無事目的地(♯)に到着です。

(♯)このあたりの話については、次のブログで紹介できるかも?

で、この日はいろいろふらふらした後、ロンドンの大きなデパートの1つのセルフリッジズまでやってきました。こうなったら、家に帰るのには82番のバスが便利!少し時間がかかりますが乗りっぱなしで最寄のバス停まで行けるし、上記のとおり、この日はどのみち地下鉄で最寄り駅までいけないわけだしで、早速やってきた82番のバスに飛び乗って2階の席を陣取ったのでした…。おおよそ7時半くらいでしょうか。





でも、そこからが地獄でした…




82番のバスは、セルフリッジズを出発後、一路北に向けて普段どおりに走ります。と、フィンチリー・ロードに入ったあたりから、渋滞に巻き込まれだしました。それも普段とは違った感じで。小鴨と「これじゃあ8時半位に着きそうだね」なんて話をしていました。

渋滞に巻き込まれたバスは、それでもゆっくりと歩を進めて、ようやくフィンチリー・ロード駅の辺りまでやってきたのですが、行く先にはなぜかパトカーが止まっていて、迂回を促しています。原因はなぜかよく分からないのですが、少なくともこれが渋滞の原因だったのでした。で、我らが82番も警察の誘導に従ってウェスト・ハムステッド方面に迂回を始めたのですが・・・



一向に動かない!!!


ある場所の信号など、こちらの青信号は10秒そこそこの癖に赤信号は数分続くなどというひどい状態で、ものすごい時間をかけてようやく曲がれたと思ったら、そこも激しい状態が延々と。
イギリス人はこういったことに割りと我慢強いように思うのですが、それでもさすがにいらいらした空気が流れます。きれいな服を着たお姉さんが”F**king”と言ったり、お兄さんがどんどんと窓ガラスを叩いたり。
また、イギリスは路駐が至って普通で、これがこういった時の交通を見事に阻害してくれます。ある場所など、対向車線も数珠繋ぎのカーブで我らが82番が曲がることができず、その原因が路駐車+それを無理によけて変な角度になっていた対向車のせいとわかるや、別の男性が2階の窓からにらみつけるとか。

で、迂回区間がようやく終わり、フィンチリー・ロードに戻ってきたときは、みんなが「お、戻ってきた!」と言って空気が和らいだのは面白いです。


で、バスはようやく、本当にようやく最寄のバス停に着きました。時間は9時半。考えてみれば2時間もの間82番に乗っていたのでした。東京から新幹線に乗れば、米原と京都の間くらいまで行ってしまいそうな時間、冬のジェット気流が速い日に上海から離陸した飛行機なら成田に着いてしまいかねない時間です。さすがにくたびれましたよ。

…ま、それでも、これが中国だったら、渋滞は、さらにカオスだっただろうし(お互い譲りあわない車文化ですから)、どこかで喧嘩が始まっていただろうし(車同士、乗客同士、乗客と運転手、などなど)、クラクションはそれこそけ鳴り止むことがなかったことでしょうし、その結果時間だってもっともっとかかったことでしょう。路駐の酷さを除けば、イギリスの交通マナーは比較的よいので、2時間でもまだましだったのかもしれませんね。ただ、もう少し「何で道路が封鎖されているのか」の説明くらい欲しかったけど(運ちゃん、何も言わないんだな、これが。)。

ともあれ、交通機関についての運が全くなかった土曜日でした。

あ、そうそう、あと1つノーザン線に関する文句を。
この線、なぜかよくわからないのですが、ちょくちょく行き先が変わるんですよね。チャリング・クロス回りのはずが途中でバンク回りとなったり、ユーストンやイースト・フィンチリーで突然運行打ち切りとなったり。ある意味器用な運用と言えばそうなのですが、いわば新宿から乗った小田急線の本厚木行きが登戸辺りで「やっぱり唐木田に行きまーす!ごめんね♪」と言うのと同じこと。これ、外国人が初めて使う時は面食らってしまうし、車内放送を聞き逃したら知らないところに連れて行かれたりするわけで、なんとも厄介な話です。ま、ジモティーたちは慣れたもので、二言三言文句を言いながらも、おとなしく電車を降りてゆきます。余りあせらないのもイギリス人の気質なのでしょうか。

2012年2月21日火曜日

陶器の街で(その2)

というわけで、前記事の続き。
写真が少ないのはごめんなさい。

ウエッジウッド/ロイヤル・ドルトンのアウトレットショップには結局3時間ほどいたようで、店を出ると午後1時40分。さすがにお腹が空いています。

なので、Hanleyに戻って昼飯を食ってどこかのビジター・センターか博物館に行こうと思ったのですが、なんとなーく時間が中途半端となる予想。
横には未だ興奮気味の小鴨…

しゃーない、じゃ、別のアウトレットに行こう、ということになってしまいました。
ここにおいて、今回のストーク・オン・トレント旅行は、完全な買い物ツアーへと変容してしまったのでした。

で、目指すはDenbyというメーカーのアウトレットショップで、ウエッジウッドのアウトレットショップからは、目の前のバス停から、Hanleyとは逆方向のバスで行けるようです。
というわけで、やってきた34Xのバスの運ちゃんに「ここ行きたいねんけど、このバスでええのん?」みたいなことを言ったら、「行けるで、大体2時半頃着くと思うわ」とのことだったので、シングルチケット2ポンド/人を払ってバスに乗り込みます。

そして、予定の時間よりも遅れること約10分、バスの運ちゃんが「ここやで」と言ってくれたバス停で下車。
こんなところ。


…うーん、何もない田舎の住宅街のようなところです。
自分のパッションの赴くままイギリスにやってきた僕も、とうとう、こんな何の観光的要素もない田舎の辻にまでやってきたのでした…。

で、Denbyのアウトレットショップを探したのですが、それらしきものが見当たりません。結局、入った売店にいたお客さんのおばちゃんに教えてもらってやってきたのがイギリスでよくありがちな郊外型ショッピングセンターです。そう、Denbyのアウトレットショップは、ショッピングセンターのテナントの1つに過ぎなかったのです。ウエッジウッドのアウトレットのようなものをイメージしていた僕たちがなかなか見つけられなかったのは無理もありません。

そうそう、Denbyというのは、僕も今回はじめて知ったのですが、日本語のウェブサイトもありましたのでリンク貼っておきます。

http://denby.jp/

うん、風合いとしてはむしろ日本人にも親しみやすい雰囲気です。全体的にやや厚手で、シンプルな雰囲気がウェッジウッドとは異なる風格をかもし出しています。どちらかといえば、日本人受けしやすいかもしれません。
…結局、ここでも各人用のお皿4枚に大皿1枚を買ってしまいました。Imperial Blueというシリーズで、青がとってもきれいです(上記の日本語サイトには上がっていませんが、イギリス本社のサイトには上がってました。)今、日本での価格を見たら、大体その40%~70%引きかな。
ただ、ここでは日本への配送とかVAT還付手続とかは扱っていないということだったので、それからはえっさほっさとハンドキャリーせざるを得ませんでした…。

Denbyを出たのが結局午後4時前。そこから34Xのバスで来た道を戻ってHanleyに帰ってきたのでした。
おなかがすいていた僕たちは、早速パブに入ってパブ飯。僕もエールを飲んでほっとしたのでした。


その後、6時12分発のヴァージンの列車でロンドンへ。ユーストン7時42分着。地下鉄の連絡も絶妙のタイミングで、8時15分には家に着いていました。

ストーク・オン・トレント。
もともと小規模な6つの街が合併してできた、中国で言えばちょうど東ガンのような街。
それでも、陶器のアウトレットの掘り出し物目当てに多くの旅行客を集めているそうな。
そして、我々もone of themになったというわけ。